エコキュートから騒音!?対策や解決方法はある?

公開日:2025/08/15

騒音

深夜や早朝に発生する「ゴー」や「ブーン」といった低い騒音が、エコキュートによるものだったという事例があります。面倒だからと放置すると近隣トラブルに発展するおそれもあります。この記事では、エコキュートの騒音に関する主な原因と、適切な対策・解決方法についてくわしく解説します。

エコキュートの騒音の原因とは

エコキュートは、省エネ性に優れた電気給湯器として多くの家庭で導入されていますが、その一方で騒音トラブルに悩まされるケースも少なくありません。とくに、低周波音と呼ばれる「耳に聞こえにくい音」が身体に影響を与える場合もあり、最悪の場合健康被害や近隣トラブルに発展するリスクもあります

エコキュートの騒音源は、主に「ヒートポンプユニット」と呼ばれる装置です。このユニットは、エアコンの室外機に似た構造で、大気中の熱を集めてお湯を沸かすという仕組みで稼働しています。

その際「ゴオオオオ」といった音が発生しますが、これはヒートポンプのファンが回転する音です。この騒音の大きさは一般的に40~50dB程度(図書館や静かな住宅街の昼間の騒音レベルと同等)であり、決して大きな音ではありません。

しかし、問題なのはこの音に含まれる低周波音(12.5Hz前後)です。低周波音は人間の耳で感じ取りにくいにも関わらず、体に振動として伝わることで不快感やストレス、体調不良の原因になることがあります。

低周波音は音圧が高くなると、眠りが浅くなったり、頭痛やイライラといった症状を引き起こすことも。音として認識できなくても、体が反応してしまうため、騒音と感じやすいのです。

エコキュートによる騒音で引き起こされるトラブル

続いて、エコキュートによる騒音にまつわるトラブルを見ていきましょう。

不眠症や睡眠不足

最も多いのが「夜になると眠れない」「音で何度も目が覚める」といった睡眠トラブルです。夜間にヒートポンプユニットが稼働すると、微細な低周波音が室内に響き、眠りを妨げます。

とくに、設置場所が寝室の近くであったり、壁が薄い家屋の場合、振動音が直接伝わってしまい、ストレスの原因となります。経年劣化によりファンが異音を発するようになると、さらに騒音が悪化することもあるため注意が必要です。

家が振動するように感じる

木造住宅などの古い家では、建物自体の固有振動数がエコキュートの低周波と重なると「共振」が起こる場合があります。

これにより、家全体が微細に揺れているような感覚が生じることがあり「地震のような揺れが常に続いている」と感じる方もいます。このような共振による微振動はストレスや不快感を与えるだけではなく、心理的な影響にもつながります

近隣住民とのトラブル

エコキュートの騒音は自宅内だけではなく、近隣にも影響を及ぼします。隣家の寝室やリビングに近い位置に設置されていると、低周波音が壁や床を伝って届くことがあります。

さらに、ファンから吹き出す風が近隣のベランダや植物に影響を与えたり、エコキュートが直射日光を遮ってしまうことで「洗濯物が乾かない」「植物が育たない」といった別の苦情に発展するケースもあるのです。

実際に、エコキュートの低周波音が原因で民事訴訟に発展した事例も報告されており、エコキュートの騒音問題は侮れません。

エコキュートの騒音を対策・解決する方法はある?

完全に音を消すことは難しいエコキュートですが、適切な対策を取れば、騒音を軽減し、トラブルを回避することは可能です。ここでは代表的な3つの対処法をご紹介します。

防音・防振グッズを使用する

まず手軽にできる対策としては、市販の防音シートや防振ゴムを活用する方法があります。ホームセンターやネット通販で手に入るこれらのアイテムを、ヒートポンプユニットの下や周囲に敷いたり貼ったりすることで、振動の伝達を軽減することができます。

加えて、より本格的な対策を考えるなら、防音パネルや吸音性のある防音壁を設置するのも効果的です。コンクリート製の壁は反響を生んでしまう場合もあるので、吸音材を用いた壁を使用することがポイントです。

設置場所を工夫する

騒音対策として最も効果的なのが、エコキュートの設置場所を工夫することです。可能であれば、設置時に家から距離をとった空間に配置するのがよいでしょう。たとえば、隣家の窓・寝室の近く、自宅の寝室・リビング付近への設置を避けるだけでもずいぶん違います。

狭い場所や壁に囲まれた空間には設置しないこと、設置面が安定しているか確認することも有効です。また、既に設置されてしまっている場合でも、設置位置を少し移動させたり、ファンの向きを調整するだけでも音の伝わり方が変わる可能性があります。

定期的なメンテナンスを行う

最後に忘れてはいけないのが、定期的なメンテナンスです。エコキュートは、水道水に含まれる不純物によりフィルターが詰まったり、配管が劣化することで騒音が発生しやすくなります。

最低でも半年に1度は、貯湯タンクの水抜き、フィルターの洗浄といったメンテナンスを実施しましょう。また、長年使用して騒音がひどくなってきた場合には、専門業者による点検や修理、部品交換を検討することも必要です。

まとめ

エコキュートの騒音は、決して無視できない問題です。とくに低周波音は耳に聞こえづらくても、身体には大きな影響を及ぼすことがあります。そのまま放置してしまうと、健康被害だけではなく、近隣トラブルへと発展する可能性もあるため、早めの対処が肝心です。また、必要な対策を事前に講じることで、エコキュートの騒音を大きく軽減でき、快適に使用し続けることができるでしょう。これから導入を検討している方も、設置場所選びからしっかりと計画することが重要です。

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