修理前の点検を無料で済ませるのは危険?点検商法に注意!

公開日:2025/10/15

点検商法

給湯器やエコキュートなど、暮らしに欠かせない住宅設備。それらを「無料で点検します」と聞くと、つい依頼したくなりますよね。しかし「点検商法」と呼ばれる悪質な手口で無理な営業を行ったり、契約を迫る業者もいます。被害に遭わないためにも本記事で点検商法について知っておきましょう。

点検商法とは

「点検商法」は、警視庁の公式サイトでも悪質商法の一例として紹介されている詐欺的な営業手法のひとつです。警視庁によると、点検商法は「各家庭を訪問して、あたかも正規の点検の振りをしながら断りきれない状態にしておいて、不必要又は法外な価格のリフォーム工事や商品交換、駆除作業等を行う契約を取る商法」と説明されています。

手口としては、まず電話や突然の訪問で「無料点検」を提案することから始まります。そして、点検を装って不安を煽る情報を告げ、高額な商品や工事契約を迫るというやり方です。

たとえば、給湯器やエコキュートの場合「機種が古くて危険」「水質が悪くて故障の原因になる」などと心配をあおることで、高額な修理や浄水器の取り付けをすすめてきます。

「無料点検だから損はしない」と思いがちですが、まともな点検を装いながら、工事契約を取るための口実であることが多く、点検内容も形だけだったり、根拠のない不安を植えつけられたりするケースが目立ちます。

悪質な営業を見抜く方法

点検商法の被害を防ぐには、まず相手が信頼できる業者かどうかを見極める目をもつことが重要です。ここでは、悪徳業者にありがちな3つの特徴を紹介します。

アポなしで訪問してくる

誠実な業者であれば、いきなり訪問するようなことはまずありません。ハガキや電話などで事前に連絡し、日程調整を行うのが一般的です。

しかし悪質な業者は「近隣で工事中なので、挨拶ついでに点検を」と、いかにももっともらしい理由で訪問してきます。こうしたアポなしの営業は、原則すべて疑ってかかるようにしましょう。

身分証や会社情報を出さない

信頼できる業者であれば、名刺や社員証など、身元を明確にする資料を提示してくれるはずです。一方、悪徳業者は会社名や身分を曖昧にしたまま話を進めようとします。

中には、実在のメーカーや自治体を名乗って信用させようとするケースもあるため「どこの誰が、何の目的で来たのか」を必ず確認しましょう。

不安を煽ることばかりいう

「このままだと故障する」「使い続けると健康被害が出るかもしれない」など、不安を煽るセリフばかりが続くようなら要注意です。実際のトラブル例として、以下のようなケースがあります。

・「配管が詰まっていてこのままだと壊れる」といわれ、修理契約を迫られた
・「エコキュートの水が汚れている」といわれ、40万円以上する浄水器を勧められた
・「今契約すれば割引になる」とその場での即決を迫られた

本来ならば、見積もり後に時間をかけて検討するのが普通です。大きな金額の契約の即決を要求してくる業者は、まず疑ってかかるべきです。

怪しい無料点検をうまく断るコツは?

「突然訪問されて断りづらい」「強引に話を進められて困った」という声も少なくありません。そんなときに使える、具体的な断り方を紹介します。

その場で断る

基本は「必要ありません」「間に合ってます」と即答すること。必要以上にていねいないい方をする必要はありません。しつこい場合は、インターホン越しで会話を切っても問題ありません。また「付き合いのある業者が定期的に見てくれているので」といえば、相手も食い下がりにくくなります。

そもそも玄関を開けない

「挨拶だけですから」といって玄関を開けさせようとするケースもありますが、これも断って大丈夫です。「手が離せませんので」といえば十分です。外に出てしまうと営業トークに巻き込まれやすくなるため、インターホンでのやりとりだけで完結させるのがベストです。

家族と対応ルールを決めておく

高齢の家族が営業トークに乗せられて契約してしまうこともあります。この場合の対処法として「アポなし営業はすべて断る」といった家族間ルールをあらかじめ決めておくと安心です。

また、話の中で具体的な金額が出たら「大きい出費は家族と話し合うことにしています」といって断るとよいでしょう。家族間で情報を共有すれば被害を防げるうえ、業者も家族と相談する家庭はその後の契約が難しいと判断して諦める可能性が高くなります。

【番外編】契約してしまったらどうする?

万が一、営業マンに押し切られて契約してしまったとしても、すぐに諦める必要はありません。契約書を受け取った日を含めて8日以内であれば、法律にもとづく「クーリングオフ制度」で契約を解除できます。書面で通知する必要があるため、迷ったら消費生活センターや弁護士など、専門機関に相談してください。

まとめ

点検商法の多くは、「無料で点検しますよ」という一言から始まります。ですが、安易に依頼すると、不必要な契約や高額な工事に巻き込まれてしまうリスクがあります。大切なことは「点検=信頼関係」が成り立っていることです。最近では、施工実績を自社サイトに掲載している業者も増えています。点検や修理を依頼する際は、事前に口コミや実績をチェックし、本当に信頼できる相手にお願いするようにしましょう。「無料ほど高いものはない」を忘れず、冷静に判断する姿勢をもつことが、自分や家族を守る最良の対策です。

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