エコキュートは省エネで環境に優しい給湯器ですが、使い方を誤ると故障する場合があります。とくに、入浴剤を使用する際は、正しい知識をもって製品を選択することで、高価なシステムが故障するなどのトラブルを避けられます。この記事では、エコキュートに使える入浴剤と使えないものを詳しく解説しているので参考にしてください。
エコキュートの種類によっては使える
エコキュートには、入浴剤を使える種類も存在しますが、しっかりと使用できる種類を確認してから使用することが重要です。使用可否はメーカーや機種によって異なるため、ホームページなどで正確な情報を入手してから使用しましょう。
エコキュートには主にフルオートタイプ、セミオートタイプ、給湯専用タイプの3種類に別れ、タイプの違いが入浴剤の使用に影響を与えます。給湯専用タイプおよびセミオートタイプは基本的に使用できますが、フルオートタイプでは使える製品に制限があることが多いです。
入浴剤を使用したい場合は、エコキュートメーカーの公式情報や入浴剤メーカーの見解、専門家のアドバイスなどを参考にして、自分のエコキュートに使える製品を把握しましょう。
仮に使用できない製品を使ってしまった場合、故障につながる可能性があります。トラブルの原因になるため、入浴剤の使用可否についてしっかりと確認し、確実に使用できる入浴剤であることが確定してから使用することをおすすめします。
エコキュートに使える入浴剤
ここでは、エコキュートで使用できる入浴剤について見てみましょう。エコキュートシステムで使用できる入浴剤はいくつか存在しますが、機種によって制限があることに注意が必要です。
セミオートタイプと給湯専用タイプのエコキュートでは、基本的に入浴剤が使えます。しかし、フルオートタイプのエコキュートでは使用に制限があり、推奨品はホームページで公開されています。
とくに注意すべきは、セミオートタイプ、給湯専用タイプ、フルオートタイプに関係なく、フィルターがつまるリスクがあるため、にごり湯やパウダー配合の製品は多くの場合使用できないことです。その他にも、発泡入浴剤、硫黄成分が含まれているもの、生薬など、推奨品以外の多くの使えない入浴剤がメーカーホームページに公開されています。
使用できない入浴剤は、エコキュートの性能低下、金属材料や配管の劣化、腐食につながるため使用してはなりません。エコキュートで使用可能な入浴剤は、基本的にお湯が透明になるタイプだと覚えておくとわかりやすいでしょう。
ただし、一部のメーカーではフルオートタイプでもにごり湯タイプの入浴剤が使用できるなど、一般的には推奨されない入浴剤の使用に問題がないモデルもあります。各メーカーのホームページには推奨品と使用できない入浴剤のリストが公開されているので、購入前に確認しましょう。
エコキュートは高額な設備であり、故障を防ぐためにもメーカーの指示に従い、適切な入浴剤を使用することが重要です。快適な入浴と、エコキュートによるお湯の安定供給を実現するために、正しい情報に基づいた選択を行いましょう。
使う時の注意点
エコキュートに入浴剤を使用する際は、購入時に業者に確認したり、説明書やメーカーのホームページを参照したりして使用可否を判断しましょう。入浴剤はリラックス効果があり、日常の疲れを癒やすすばらしいアイテムですが、エコキュートの設備上で使用するには制限がある入浴剤も多く、相性はよくありません。
エコキュートは高価なシステムです。大切なエコキュートを故障させないためにも、必ず使用できる入浴剤かどうかを確認してから入浴を楽しんでください。また、入浴剤を誤って使用することで故障するリスクが上昇するため、複数の異なる製品を混ぜないようにすることも大事です。
自動配管洗浄機能が備わっているモデルでは、必ずこの機能を使用してください。洗浄機能を使うことで、エコキュートの配管をきれいに保ち、スムーズに動作させられます。
以上のように、エコキュートの設備上で使用する入浴剤には制限があるため、確実に使用できるか確認することが重要です。メーカーによって推奨されない特定の成分が含まれている製品は、エコキュートの性能低下を招くリスクがあるため注意してください。
また、エコキュートの自動配管洗浄機能を起動させて使用することを心掛け、複数の入浴剤を混ぜることも、故障のリスクが高まるため絶対にやめましょう。
まとめ
エコキュートは省エネルギーで経済的な給湯システムですが、適切な使い方を守らなければ故障するリスクがあります。その代表例が入浴剤の使用です。仕事に家事に忙しい毎日で疲れた体を癒すために、入浴剤を利用してリラックスしたい人は多いでしょう。
エコキュートで入浴剤を使用する際には、使用可否の情報を必ず確認してから推奨品を選択しましょう。ルールを守り、適切に取り扱うことを前提として、エコキュートは快適な暮らしと家計への貢献を実現できることを覚えておきましょう。